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Java コードの解析Imagix 4D は、システムに存在する数多くのソフトウェアの成果物から情報を収集できますが、その成果物の中で最も重要なものは、ソースコードそのものです。これらのソースファイルの解析は、Imagix 4D アナライザによって処理されます。C / C++ アナライザの説明に関しては、セクションの前半に記載があります。このページでは、Java コード用のアナライザについて説明します。Imagix 4D Java アナライザは、コンパイラに類似した動作を取ります。コンパイラのように、コードに記述されたシンボルをすべて解析することで、ソースファイルの完全な意味解析を実現するです。しかし一方で、コンパイラはリンカによって実行ファイルへ組み込まれるオブジェクト・ファイルを生成するのに対し、Imagix 4D が生成するデータファイルは、Imagix 4D データベースによってロードされ別のデータファイルに結合される、という相違点があります。 Imagix 4D Java アナライザは、Java 仕様の Second Edition および Third Edition をサポートしています。このため、Java ソースファイル、クラスファイル、jar ファイルを解析することが可能です。また、クラスファイルからは宣言の情報のみを抽出し、メソッド本体や初期化子式は抽出しません。jar ファイルが入力ファイルとして指定された場合、アナライザは jar ファイルに記述された、あらゆるクラスファイルに関する宣言の情報を抽出します。これは、jar ファイルの非圧縮および zlib で圧縮されたクラスファイルにも適用されます。この他の圧縮形式は、サポートされていません。 Imagix 4D Java アナライザは単独で実行することが可能であり、アナライザの構文に従い、コマンドラインから起動させることができます。しかし、通常は操作を簡素化するために Imagix 4D のユーザ・インターフェイスからアナライザを起動します。プロジェクトの作成やコード解析に関する順を追った説明については、ユーザガイド の 「使用前に」 のセクションを参照してください。このセクションには、Java アナライザを使用する際に参考となる資料や、最新のトピックが記載されています。
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