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はじめにImagix 4D は、複雑なコードやレガシーコードもしくはサードパーティ製のスクリプトなど、C / C++ および Java ソフトウェアに関する解析、ドキュメント作成ならびにその改善をサポートするツールです。このソースコード解析ツールは、コードのブラウジングと解析を自動化することにより、大規模なプログラムや未知のプログラムの理解を促進します。同ツールを利用すれば、高いレベルのアーキテクチャから、個々の関数の詳細なプログラム・ロジックに至るまで、あらゆるレベルにおけるソフトウェアのリバースエンジニアリングや調査が可能です。また、制御構造、データ用法、クラス継承など、ソフトウェアのさまざまな側面を幅広くビジュアル化して調べることもできます。このようなプロセスを経ることによってプログラムをより早く、より正確に理解することができ、これが生産性の向上やソフトウェアの不具合の減少へと繋がります。Imagix 4D の品質解析機能は、ソフトウェアの開発およびメンテナンスsにおける、潜在的な問題の特定に役立ちます。変数の使用、タスクの協調動作、および割込みからの保護に関する一連の解析検証を行うことで、ユーザはリアルタイム組込みでマルチタスキング、マルチスレッド化されたシステムに起こりうる衝突を見極めることが可能です。またソースチェック機能を利用することにより、一般的に決められた明瞭性と可搬性に関する設計ならびにコーディング規約に対する違反を検出することができます。さらにソフトウェア・メトリクスにおいては開発プロセスを管理し、テストの容易性や保守性にまつわる、組織内の評価基準を満たさないソフトウェアの特定部分を見分ける際に有用です。 Imagix 4D は構造解析、コードレビュー、システム設計のドキュメント作成にともなう、単調で手間のかかる作業も大幅に軽減します。また、RTF や HTML などの豊富なフォーマットが用意されており、これらを使用してドキュメントを自動生成することによって、包括的で正確な最新の情報を提供します。
Imagix 4D の効果的な活用Imagix 4D は、独創的かつ強力な数々の機能を搭載しています。その各種機能や使用方法を効果的に活用するために、本ツールにはビルトインツアー([ヘルプ] > [ツアー])が用意されています。このツアーは対話形式であり、ロードするソフトウェア・プロジェクトを問わずに利用することが可能です。最初に、本ツールにデフォルトで搭載されている C / C++ および Java プロジェクトのサンプルを確認することができます。また、ユーザが作成したコードをロードした際には、メモリをリフレッシュし、より能率的に Imagix 4D の使用方法を理解するために、再度このツアーを実行することをお薦めします。
未知のコードに対する理解Imagix 4D を使用し始めると、本ツールには非常に多岐にわたるグラフィカルなビューが用意されていることが、ご理解いただけます。ツールに慣れるに従い、それぞれの機能を異なる目的のために最適化することができます。システムにおける最も重要な設計を理解するためには、まず [サブシステムアーキテクチャダイアグラム] ビューから着手することが最良の方法です。
コードのロード本ツールに標準搭載されている2つのデモ・サンプル以外のプロジェクトを作成するには、適切なライセンスをインストールする必要があります。まだ製品ライセンスを所持していない際は、Imagix 社または販売代理店に、一時的な評価を行うためのライセンスキーを依頼してください。受領したライセンスキーは、 [ヘルプ] > [ライセンス] > [インストール...]からインストールでき、通常 Windows の場合はノードロック・ライセンス、Linux / Unix の場合はファイルベースのフローティング・ライセンスとなります。ライセンスをインストールした時点で、新しいプロジェクトを作成し、ユーザ自身が作成したコードをロードすることが可能となります。本 ユーザガイド の他のページに記載のはじめに のセクションで、新規プロジェクトの作成をはじめとした、ソースコードをツールへインポートするプロセスを説明します。
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