• Imagix 4D ユーザガイド
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C / C++ コードの解析

Imagix 4D は、システムに存在する数々のソフトウェアの成果物から情報を収集しますが、これらの情報の中で最も重要なものは、ソースコード・ファイルそのものです。これらのソースファイルを解析するプロセスは、 Imagix 4D アナライザによって処理されます。Java アナライザに関しては、別のページで説明します。このページでは C / C++ コード向けのアナライザについて解説します。

Imagix 4D の C / C++ アナライザは、コンパイラに酷似した動作をします。コンパイラのように、コードの中にあるシンボルをすべて解析することで、ソースファイルおける完全な意味解析を実現するのです。一方で、コンパイラは後にリンカによって実行ファイルに組み込まれるオブジェクト・ファイルを生成しますが、Imagix 4D アナライザは Imagix 4D データベースによってロードされ、他のデータファイルに統合されるデータファイルを生成します。

このアナライザはコンパイラから独立しており、C / C++ コンパイラ用に開発されたソースコードを、精確に解析することが可能です。また、コンパイラ設定ファイルを使用することで、通常使用するコンパイラに左右されることなく、アナライザにその動作をエミュレートさせることができます。

Imagix 4D の C / C++ 向けのアナライザは、単独で実行することが可能であり、アナライザの構文に従い、コマンドラインから起動させることができます。しかし、通常は操作を簡素化するため Imagix 4D のユーザ・インターフェイスから、アナライザを起動します。プロジェクトの作成やコード解析に関する順を追った説明については、本ユーザガイド[はじめに] のページを参照してください。このページには、C / C++ アナライザを使用する際に参考となる資料や、最新のトピックが記載されています。