• Imagix 4D ユーザガイド
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本ツールで発生する問題について

弊社は Imagix 4D が問題なく動作するよう最善を尽くしていますが、きわめて複雑なツールであるため、難しい問題が発生する場合があります。また、本ツールには、エラーログを自動的に記録するメカニズムと、要求に応じてトレースファイルを生成するメカニズムが組み込まれています。

通常、Imagix 4D の稼働中に内部でエラーが発生すると、カーソルが一時的にスプレー容器(虫除けスプレー)の形に変化し、現在の動作を停止の上、エラーログが記録されます。この時点で、ユーザ制御が復帰するのです。またカーソルの変化を見逃した際のエラー発生時の唯一の判断基準として、実行した操作に対する応答が何もないことがあげられます。

ログの記録用に Imagix 4D が使用するデフォルトのファイルの格納場所は、[オプション] ダイアログ ([ファイル] > [オプション] > [動作と外観] > [技術サポート])で確認することができます。さらに、ログにはエラー発生時刻の記録の他にも、エラーの根本的な原因を解消するための有用な情報が含まれています。このため定期的にエラーログファイルの有無を確認の上、存在する場合にはそれを support@imagix.com まで送付ください。弊社では、このログデータをツールの改善に活用します。

Imagix 4D の使用中に直面した問題に関して、弊社のテクニカル・サポートのスタッフにご協力いただく際、トレースログの送付を依頼するこがあります。デバッグトレースは、前述の [オプション] ダイアログで有効にすることが可能です。トレース処理は Imagix 4D のパフォーマンスを低下させ、非常に大きいファイルが生成されることがあります。このため、問題が発生している場合に限り使用することをお薦めします。クラッシュ・サポートモードでトレースを実行すると、さらにパフォーマンスが低下します。トレース処理で関連データのみを取得するよう設定することにより、パフォーマンスとファイルサイズに関する、これらの影響を最小限に抑えることが可能です。