• Imagix 4D ユーザガイド
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Microsoft Buildログファイル

Makelogからの抽出において、Imagix 4Dは、ビルドシステムがソースコードをコンパイルする際に実行されたコマンドラインの記録から、情報を抽出します。課題は、これらのコンパイラコマンドをそのようなログファイルに取り込むことです。Microsoft Visual StudioおよびMicrosoft Buildツール(MSBuild)を使用している場合、環境を構成してこのコマンドの取り込みを実現することができます。

Visual Studioにおける対話型ビルドのビルドログ

Imagix 4Dのためにすべての必要な情報を含むビルドログを生成するには、Visual Studioで[ツール][オプション]ダイアログを使用します。ビルドおよび実行セクションで、MSBuildプロジェクトのビルドログファイルの冗長性を通常に設定します。

次に、プロジェクトまたはソリューションの(再)ビルドをメニューまたはツールバーから実行します。

ビルドログの場所は、プロジェクト設定の一般セクションで指定されています。デフォルトでは、これは$(IntDir)$(MSBuildProjectName).logです。通常、これは.logというプロジェクトの中間ディレクトリにあります。ログファイルには、次のような行が含まれている必要があります:

C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\VC\x86\bin\CL.exe /c /Zi /nologo /W1 /WX- /O2 /Oy- /Gm- /EHsc /MD /GS /fp:precise /Zc:wchar_t /Zc:forScope /Zc:inline /Fo"debug\\" /Fd"debug\vc142.pdb" /external:W1 /Gd /TP /analyze- /FC /errorReport:queue main.cpp

これらの行は、Imagix 4Dのmakelog抽出で使用され、ビルドログの内容の残り部分は無視されます。

ソリューション内の各プロジェクトには独自のログファイルがあります。

Visual Studioにおけるコマンドラインビルドのビルドログ

開発者コマンドラインを使用してMSBuildを直接実行する場合、冗長性を/v:normalフラグで設定し、出力をファイルにリダイレクトする必要があります。例えば:

msbuild /v:normal /p:configuration=debug > msbuild.log

ファイルmsbuild.logはデフォルトでプロジェクトのソースディレクトリに出力されます。