• Imagix 4D ユーザガイド
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ステップ2 - ダイアログ・ベースの解析方法(Java)

Imagix 4D へソースコードをインポートする主なステップは、ツールによるソースコードの解析です。ダイアログでは、次の項目を指定します。

  • java ファイルの格納先
  • java ファイルの名前(*.java 形式の展開を使用)
  • 関連するクラスファイルの格納先

2a. 追加する新しいデータソースの指定

[データソース] ダイアログ([プロジェクト] > [データソース])を開きます。既存のデータソースの設定を修正するのではなく、プロジェクトに対する新しいデータソースの追加を指定するにはダイアログの左側、[データソース] セレクタの下にある [データソースを追加] を選択してください。これは新しいプロジェクトであり、修正可能な既存のデータソースが存在しないため、他に選択できるオプションはありません。

2b. ロードする Java コードの選択

上部にある、[データソースの種類を選択] というラベルのメニューボタンから、[ソースファイル] > [ダイアログベース(Java)] を選択します。

2c. 解析対象のソースファイルの指定

[ソースファイル] タブの [ディレクトリ] フィールドに、ソースコードの格納先ディレクトリを入力します。

注: ソースコードが複数のディレクトリに格納されている場合は、[ディレクトリ] フィールドの直下にある [サブディレクトリ内のソースファイルを解析] を利用する方法があります。解析対象のコードが、あるディレクトリとその配下のサブディレクトリ(さらにその配下のサブディレクトリ)に展開している場合には、前述の [ディレクトリ] フィールドに最上位のディレクトリ名を入力してください。逆に、特定のサブディレクトリを除外する場合は、該当のサブディレクトリを [除外] ダイアログで指定します。また、ディレクトリ構造におけるソースコードの分布の程度により、解析対象のコードが格納されているディレクトリごとに、ステップ 2 を繰り返す必要が生じることがあります。

[ソースファイル] フィールドに、ソースファイルの名前を入力します。アスタリスク(*)を含むパターンで指定すると、対象範囲が拡張されます。例えば「*.java」と指定した場合、そのディレクトリにある、あらゆる .java ファイルが一覧表示されます。複数の名前やパターンを、スペースで区切って入力することも可能です。.class ファイルを指定する必要はありません。アナライザは指定の.java ファイルの内、どれか1つのファイルがインポートする .class ファイルを、もれなく自動的に解析するためです。

2d. 使用する言語設定ファイルの選択

[Java言語] コンボ・ボックスにおいて、ステップ 1 でセットアップした言語設定ファイルを選択します。対象のソフトウェアで使用する Java のバージョンに対応する言語設定ファイルをまだ作成していない場合は、ここでその作業を行うことを強くお奨めします。前述のコンボ・ボックスで [他] を選択する際には、[クラスパス] タブにある [.jarファイル用のインポート設定] で、暗黙的な -cp オプションを指定する必要があります(ステップ 2e を参照)。

2e. インポートする クラスファイル および .jar ファイルの格納先の指定

ステップ 2c の説明の通り、通常、クラスファイルを解析するよう、明示的に Imagix 4D に指示を与える必要はありません。その代わりに、ソースコードの import 文を使用して、インクルードするクラスファイルの検索に用いるクラスパスを指定します。これは [クラスパス] タブで指定します。

タブにある [.classファイル用のインポート設定] で、クラスファイルのインポート方法を設定します。インポート・ディレクティブが解析対象の .java ファイルに存在する場合、ここに定義されたクラスパスにより、.class ファイルを検索するディレクトリが制御されます。複数のクラスパスを指定する必要がある場合は、[Additional-cp flags] フィールドを使用してください。-cp は必要な数だけ入力することができます。-cp とディレクトリ名との間には、スペースを入力します。また、ディレクトリ名と次の -cp との間もスペースで区切る必要があります。Windows の環境では、ディレクトリ名にスペースが含まれる場合、 「-cp "c:/program files/include"」のように、dirname の部分をダブルクォーテーション(")で囲みます。

タブにある [.jarファイル用のインポート設定] で、.jar ファイルのインポートを制御できます。これは言語設定ファイル(ステップ 1 を参照)に記述されていない .jar ファイルで使用されます。[ディレクトリ] フィールドおよび [jarファイル] フィールドの設定に一致する .jar ファイルが、すべてインポートされます。

2f. 解析プロセスの開始

以上により、アナライザを起動する用意が整いました。しかしながら、コードを解析すると設定、特にクラスパスの指定方法に、よく記述ミスが存在します。このため、まず、コードの一部のみをロードすることを推奨します。この方法を実施する場合は、[ソースファイル] タブの [ソースファイル] フィールドで、最初に解析する特定のファイルを1つだけ指定してください。

コードを解析する準備が整ったところで、ダイアログの [データソースを追加] ボタンをクリックします。