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[コンテキスト] パネル

[コンテキスト] パネル内の各タブには、他のディスプレイで調査対象となっている事柄の補足情報が表示されます。[グラフコンテキスト] タブは [グラフ] ウィンドウの情報を補足し、また [プロジェクトメトリックス] タブでは、プロジェクト全体のスコープに関する概要を提示するだけではなく、さまざまな List Indexes の要約を表示します。

使用方法の観点から、[マッパー] タブは [コンテキスト] パネルのタブにグループ化されることもあります。しかし、そのフォームの形状の都合上、[マッパー] タブは、[メイン] ウィンドウの下部にある [クエリ] パネル内に配置されます。

[グラフコンテキスト] タブ

[グラフ] ウィンドウに表示される [グラフコンテキスト] タブは、現在グラフに表示されているシンボルに関する、補助的な相関関係を表します。グラフそのものはシンボル間の関係に焦点を当てますが、[グラフコンテキスト] では、それらのシンボルがプロジェクト階層のどこに位置するかを示します。この階層構造は、物理的（[ディレクトリ] > [ファイル] > [シンボル]）または、論理的（[名前空間] > [クラス] > [シンボル]）に確認することが可能です。階層を確認することにより、[グラフ] ウィンドウで調査している内容に関わらず、その情報（特定の制御フローやクラス階層の場合もあれば、#include ファイルの階層である場合もあります）に、ソースコードのどの部分が関係しているかを把握することができます。

階層構造の制御および表示内容は [リスト] パネル内のものと同様になります。詳細については [リスト] パネルのページを参照してください。さらに [グラフコンテキスト] タブでは、ハイライトする階層シンボルを使用することができ、グラフの表示内容を調整することも可能です。ディレクトリを右クリックすることで、グラフに表示されているどのシンボルが、ファイルシステム上のどの部分に配置されているかを、即座に特定することができます。必要に応じ後で、それらのシンボルを分離したり非表示にしたりすることが可能です。

[プロジェクトメトリックス]

[プロジェクトメトリックス] には、現在のプロジェクトを作成するためにロードされた、ソースコードのスコープ全体の相関関係が表示されます。

したがって、ここに表示されるメトリクスは、詳細解析、コードの複雑性の追跡、さらに再設計や追加テストが必要な特定のエリアを示すために、他の機能で用いられるソフトウェア・メトリクスとは異なります。[プロジェクトメトリックス] は全体的なプロジェクトの規模を単純に示し、またテストするソフトウェア構成における、ごく初期段階の所見を提供します。また、[プロジェクトメトリックス] は各ソフトウェアシステムに関連付けられている適切なコードすべてが、プロジェクト内に実際にロードされたかをチェックする機能も兼ね備えています。