• Imagix 4D ユーザガイド
  • 目次

[タスクで使用されていない関数] レポート

[タスクで使用されていない関数] レポートには、現在、定義されているタスクで呼び出されていない、プロジェクト・データベース内の関数がリスト表示されます。次に例を示します。

void funcA() {return;}
void funcB() {return;}
void funcC() {return;}
void funcD() {return;}
void funcE() {return;}

void Task1() {
    funcA();
    funcB();
}

void Task2() {
    funcB();
    funcC();
}

void Task3() {
    funcC();
    funcD();
}

このレポートでは、[タスクの定義] ダイアログを使用して、タスクを明示的に定義する必要があります。これに反する場合、あらゆるルート関数は自動的にあるタスクのルート関数となり、どの関数も未使用として認識されません。この解析においてタスクは、関数である Task1 と Task2 専用のものとして定義されています。したがって、関数 Task3 から一意的に呼び出されるものはすべて、未使用と判断されます。

Functions Not Used in Tasks

Task Definitions
Tasks are from User Defined Tasks
Name        Members  Graph  Root
Task 1            3    [+]  Task1
Task 2            3    [+]  Task2

Function                                          File (Line)

funcD                                             funcs_not_called.c (5)
funcE                                             funcs_not_called.c (6)
Task3                                             funcs_not_called.c (18)

実際の [タスクで使用されていない関数] レポートの他にも、オプション設定を行うことによって、この解析結果を [グラフ] ウィンドウおよび [ファイルエディタ] にある関数を特定するために利用することも可能です。これらのウィンドウを使用してソフトウェアを調査し、またさまざまな [タスクフローチェック] レポートで指摘された課題点を理解することで、タスク解析の対象外となった、あらゆる関数を認識することの有用性を理解できます。