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レポートの保存とインポート[レポートをインポート] 機能は、2つの用途に利用することができます。1つは、実際のレポートを再実行することなく適切に保存された [フローチェック] レポートを、それが作成されたセッションとは別のセッションで再度開き表示する機能です。2つめは、適切なフォーマットで作成された外部レポートを、Imagix 4D の完全なソースコード調査機能に統合することで、Imagix 4D にロードして表示する機能です。
[フローチェック] レポートの保存と再表示[フローチェック] レポートの多くは、基盤となるデータフロー解析が広範囲に及ぶため、生成するのに多くの時間を要することがあります。その結果を ASCII ファイルに出力することは可能ですが、色付けされたリンクによって提供される情報や遷移機能は失われます。[レポートをインポート] 機能では、レポートを再生成することなく Imagix 4D の別のセッションにおいて、後でレポートを再表示する方法が用意されています。初期レポートの保存時に特殊なレポート形式(.4dr)を使用することにより、すべてのリンクに関する情報がレポートの内容そのものとあわせて保存されるのです。その後プロジェクトが開かれる際に、異なるマシン上の別のユーザによって実行される場合であっても、出力結果となる .4dr ファイルがインポートされます。
外部レポートのインポート[レポートをインポート] メカニズムは、外部ツールで生成されたデータを Imagix 4D に統合するための簡単な方法を提供します。特に、外部データによってフラグが立てられた問題を調査する際に、Imagix 4D ソフトウェアの情報把握機能を容易に利用することが可能です。データをインポートしたのち、レポート内に表示された項目から、それに対応するソースコードへと直接移動し、そこで Imagix 4D の使用を開始することができます。[レポートをインポート] 機能では、固有のフォーマットを使用するカンマ区切りの(.csv)ファイルに、データを保存する必要があります。次のデータを例として取りあげます。
Anything here is ignored. File,Line,Col3 Descr,Col4 Descr,Col5 Descr C:/full/path/to/file.c,123,something,something else,third thing C:/full/path/to/anotherfile.c,456,again,xxx,anything thing.csv ファイルのデータ部には、少なくとも3つのカラムを作成しなければなりません。4つ以上のカラムが存在する場合には、インポート処理でファイルと行番号の情報以外に、どのカラムをインポートするのかが問われます。最初のカラムには、ファイルのフルパス名を記述し、これは Imagix 4D のプロジェクトで使用されているパス名に必ず一致する必要があります。また、2番目のカラムには、行番号を記述します。また、データ行の前には、行頭が "ファイル,行," で始まるデータカラムの名前を含むヘッダ行を記述する必要があります。 .csv ファイルでは、このヘッダ行より前にある行はすべて無視されます。
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