• Imagix 4D ユーザガイド
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付録 A. Imagix 4D の起動

Imagix 4D は、Windowsの場合 ..\imagix\bin\imagix.exe を、Unix / Linux の場合は ../imagix/bin/imagix を実行することで起動します。通常、Imagix 4D の起動にオプションを指定する必要ありません。以下に記載のオプションを1つ以上使用することで、 Imagix 4D の起動時の動作を変更することができます。

-cmmd filename: Imagix 4Dをバッチモードで起動し、ファイル filename に指定されたコマンドを実行します。

プロジェクト・データの再生成、またはレポートやドキュメントの作成など、重要で繰り返しの多い作業においては、コマンドライン(バッチ)処理でツールを起動する必要が生じることがあります。この機能に関しては、filename に記述するコマンドおよび書式も含め、付録 B のページに詳しい説明が記載されています。

-demo: Imagix 4D を起動し、自動的にサンプルプロジェクトを開きます。

デモ・モードで起動すると、Imagix 4D は自動的にサンプル・プロジェクトをロードします。ただし、他のプロジェクトを開いたり、別のデータソースをロードしたりすることはできません。デモ・モードで起動する場合、ライセンスは使用されません。また、デモ・ライセンスキーを使用して Imagix 4D を起動する際も、同様の動作となります。

-project dirname: Imagix 4Dを起動し、自動的に dirname というプロジェクトを開きます。

-project オプションを使用して起動すると、Imagix 4D は自動的に指定されたプロジェクトを開くほかは、通常の起動時と同様に稼働します。Imagix 4D ではユーザ・インターフェイスを使用して、他のプロジェクトを開いたり、データソースなどを追加したりすることが可能です。-project オプションを使用することで、特定のプロジェクトに経験の少ないユーザを集中させる、最も効果的なマルチユーザ環境を実現します。

-quiet 出力抑止モードでImagix 4Dを起動しますdirname

Jenkinsのような特定の自動テスト環境では、Imagix 4Dの進行状況インジケータと競合を引き起こすことがあります。出力抑止モードではこれらのインジケータが抑制されます。-quietオプションは通常、-cmmdオプションと一緒に使用されます。

-regen dirname: Imagix 4D を起動し、自動的に dirname というプロジェクトを開くと同時に、プロジェクト・データを再生成します。

-regen オプションを使用して Imagix 4D を起動すると -project オプションを使用したときと同様に動作します。異なる点としては、即座にプロジェクト・データを生成するため、該当のプロジェクトにソースコードの最新のビューが表示されます。

-1x または -2x Imagix 4Dを起動し、GUIを通常サイズ(-1x)または倍サイズ(-2x)で表示します(Linuxのみ)。

特定のLinux UHD(4K)環境では、Imagix 4DのGUIが自動的にスケールアップされず、半分のサイズで表示されることがあります。-2xオプションで起動すると、Imagix 4Dの表示サイズが大きくなります。この大きいサイズは、-1xオプションで起動するまで、以降の起動時にも自動的に維持されます。